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推薦書籍

Ｊ・Ｄ・シュワッガー著 　　日興證券開発運用部訳 　　日本経済新聞社発行 もうお読みになった方も多いでしょうがなかなかバイブル的な本なので、もう一度読み直すのもいいと思います。未読の方は是非読んでおくべきでしょう。有益と思える文章をトレーダー別に抜粋してみました。

マイケル・マーカス

◆積み上げてきた時よりも早いペースで利益が減り始めたら、それも警告だと思っていい。

リチャード・デニス

◆金曜日の引けが高くなったら、やらているショートポジションをもたないようにすることや、安く引けた場合はロングポジションをもたないようにすることは大切

ポール・チューダー・ジョーンズ

◆トレードで最も重要なルールは巧みな攻撃をするのではなく、巧みな防御をすることだ。毎日私は自分のポジションは間違っていると仮定してみる。自分の損切りポイントが見えてくるんだ。そうすれば、最大損失の可能性を確定できる。願わくは、自分の有利な方向にポジションが展開して、一日を楽しく過ごしたい。もし不利に動いたら、ゲーム・プランに従って損切りをしていく。

◆私の強みの一つは、現在までに起こったことを何でも歴史のように見ていることだと思う。私は三秒前に相場で犯したミスは全く気にしない。私が気にするのは、次の瞬間から何をしていくかということだ。

◆私がトレードする時は、価格のストップだけでなく、時間のストップも使う。相場がどちらかへ離れると私が思ったときに、もしそうならなければ、全くそんしていなくても手じまうことがよくある。

◆あるトレードでどれだけ儲かるかとは考えず、どれだけ損する可能性があるかだけを考える。彼は自分のポジションを心の中で毎日値洗いしている。そのポジションにどれだけ大きな評価益があろうとも、ジョーンズの頭の中では前日の引け値が新たな基準となる。（シュワッガー談）

エド・スィコータ

◆生ある者は全てトレンドに従っているんだ。鳥は冬に備えて南に旅立ち、それをずっと続ける。会社はトレンドを追いかけ、それに従って製品の品揃えを変えていく。小さな原生動物は化学作用と発光の変化に従ったトレンドで活動する。

◆尊敬するスィコータの「誰もが相場から自分の欲しいものを手に入れる」という相場と人間についての非常に刺激的な考え方は、ひょっとすると真実かもしれない。（シュワッガー談）